昨年来から米国政策金利を上昇させて、
同国内のインフレ対策が行われています。
つまり、金利がより付いてくれる。
では、ドルを買いましょう。ドルで利息をいただきましょう。
米国内へのドル還流が進み、
スリランカのデフォルト(債務不履行)に繋がっている。
スリランカだけではない。
サブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ)地域でもドル建て国債の発行が困難で、窮状が拡がっているそうです。
危機意識をIMFは当然に持つ。
うつろいゆく世相の中で、化石の如く、頑なな超金融緩和を続けてきた国がある。
その国が、どうも、態度を変えそうだ。
いままで、その国はマイナス金利で、世界中に資金供給してきたのに。
その逆回転が始まるのか。
いまさら、円還流が起こっては、ドルほどではないにしても、
多くの新興国などに影響が大。
IMFは、日本の緩和策「長短金利操作」変更が行われた場合、
内外の投資家による、資金の本国還流や「日本買い」が進み、
どこの市場でも「国債利回りに大きな影響を及ぼす」ほか、
一部の新興国市場が「重大な資本流出に直面する」と警鐘を鳴らしたそうです。
だから、
IMFは、
日銀がマイナス金利解除を混乱なく実行していくためには、
長短金利操作に微修正を重ねることで徐々に政策転換を図る手法を支持しつつ、
日銀に対して「金融政策を調整する際は、市場の変動を避けるために明確なコミュニケーションが重要だ」と注文を付けた。
とされています。
ちょっと待ってください。
微修正なんて、できません。
できると思っておられるなら、その手法をお示し願いたい。
これについては、今の日銀総裁さんも、僕と、同意見のようです。
INFさんだろうがどこだろうが、できないことを言わないで。
そんな言いかたしかできないご事情も理解できないわけでもないけれど。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」