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レビューですって。(おもしー291)

マイナス金利もイールドカーブ・コントロールも実態的には円安政策である。

「問われる新時代の総裁対話力」(2023.4.23日経の大機小機)にありました。

そうだと思います。


そして、

それらについて

「大規模緩和は維持 植田総裁初会合」(2023.4.29日経の1面トップ)にありますので、

自然の成り行きと言うか、

方向性を確認できたと判断なされた人々の思惑により、

2円50銭ほどの円安が、昨日から今朝において形成されています。

(1ドルが、133円75銭ほどから136円25銭ほどに)

関連:より慎重(おもし-289)

   円還流阻止の包囲網(おもしー279)


同記事の見出しに

「日銀、25年間の緩和検証へ」もありますので、

(前総裁を中心とした10年間の後始末と言う言い方はしないで、)

もっと長いスパンでの検証を示されていますが、

いかにも、日本人的。

あまり、特定の方の責任を追及したくない。

そんな感じを受けます。


つまり、

1998年以降の25年間を対象に緩和策を多角的に評価するレビューの実施も決めた。

そう記載されていますが、

修飾語は取り除き、本筋だと思っている部分を付け加えた僕の読み方は、

悪い作用が大きな10年間の負の遺産の色合いを薄めるため、

あえて、日本語の検証や批判などとは大きな声で言わなくて、

カタカナ単語のレビューなどと表現して、

(レビュー(review)は、「批評する」「復習する」「再考する」)

しかも、その期間を1年から1年半(18カ月)として、

多くの人々の記憶が薄まるのを待つ。

保険として、その間に、政策変更の可能性も示唆しておく。

賢い日本人の方の考えそうなこと。


日本では、4月末から5月にかけての大型連休と呼ばれる期間が始まります。

この期間に、欧米などに祝日はないようですので、

為替相場も動きます。

週明け火・水には、米国さんの金融決定会合も開かれるとのこと。


果たして、日本の金融政策が「正常化」された言われる状態は、来るのだろうか。

円安方向なら、またぞろ、物価に影響するなあ。

どうも、新総裁さんの任期5年間では、あまりに荷が重い?

(ご心痛のほどを察する能に至っていませんが、任を受けていただいたことに痛み入ります。)

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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