そうだよ。
「断片的対策で解決せず」
そのとおり。
「少子化の原因は男女不平等」(2023.6.11日本海)では、
少子化問題は社会の構造的な問題の帰結であって、
根本的な問題に対応しなければ、断片的対策では解決しない
男女間の賃金格差が大きければ男性が育休を取るのは難しい。
非正規の場合、出産後の離職率も高い。出産・離職後にシングルマザーになれば、貧困に陥る可能性もあるわけで、合理的に見れば出産は経済的なリスク
女性も男性も将来に不安を感じ結婚や出産をためらう社会状況の中で、児童手当や婚活支援といった断片的な方策が効果を発揮することはまずない。
賃金が上がらない日本からチャンスを求めて海外移住が増加している。過去最高を記録した昨年の55万人のうち、3人に2人は女性だった。
男性が意識せず履いている高げたを脱いでもらう措置が必要
などなど。
いちいち、ごもっとも。
当たり前の、中満泉さんの「現論」でした。
政治・経済・社会 男女平等にする。
その帰結への過程が、少子化の反転を現実のものとする。
そんな構造的改革を行うのであれば、
30兆円だってまだまだ足りない。そうは思いませんか。
チャンスを求めての海外移住?
海外移住なんていう言い方は、心象的な的を得ていない。
簡単に言えば、海外への出稼ぎ。
日本では、やっていられない。
あほらしい。
意欲ある方から我先に海外へ。
その3人に2人は女性だった?
あああ。
日本は大事な大事な人材を放出している。
そして、それは、女性のほうが多い。
しかし、
男女間の賃金格差が大きければ男性が育休を取るのは難しい。
と
男性が意識せず履いている高げたを脱いでもらう措置が必要
とは、
現実として、相反する。
男性の大多数は高げた状態を心地よく感じていて、
いくらか育休取得しても、それを推奨する社会、家庭の構造ではない。
だって、男性のほうが高給なら、そちらを優先する方が合理的だと、
当の奥様だって致し方なく受け入れざるを得ない。
だから、しかたなく、保育所からの熱が出ましたの報により、お迎えに行く。
心地よい環境から、高い下駄を履いている状況から、
地面に足を付けて、低くなった目線で、
家庭や、社会から、平等の扱いを受ける。
それに対する恐怖を感じている層が、頑なに、政治・経済・社会の男女平等を阻んでいる。
みずから高げたを脱いでもらうことは、日本社会では不可能。
社会で不可能なら、その社会が投影される政治と呼ばれる部分でも不可能。
だから、関連にも記した小手先の対策のみ。
時の政府はそれぐらいを打ち出せる能力しかない。
個々の人の受け止めとしての良くも悪くも、世界の現状は、男女平等方向。
島国のガラパゴスでいたいなら、鎖国政策。
それなら、更なる、女性を中心とした大規模な移民の発生。
これは自然の流れ。
そんな日本の将来だって、今のままなら、あり得る。
男女平等の御一新が無ければ、グローバルな世界に通用しない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」