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「前途洋々」(おもしー418)

「今こそ小日本主義 閉塞する政治 湛山なら?」(2023.8.26朝日の多事奏論)に、

玉音放送から10日後の45年8月25日、

まだ日本中が敗戦にうちひしがられていた時、

湛山は東洋経済新報の社説に

「更生日本の前途は洋々たるもの」

と書いた。

とありました。


政府の借金指数が世界172カ国中で最悪のレベルの日本で、

政権は財源の多くを事実上借金に頼りながら

理にかなわない政策を止められないむなしさ、

財政の規律も壊れつつあることへの閉塞感。

現代政治には湛山が苦闘した戦前と、どこか通底するものがある。

ともあります。


戦後のような円の実力に落ち込ませている。

関連:責任者出せ~!(おもしー415)


台風一過のような秋晴れを、湛山は心で見たのではなかろうか。

だから、

「前途洋々」。


そこには、おさえつける圧力はなく、閉塞感もない。

何をしても、何を言っても、聞く耳を持とうとしなかった構造から、

その頃は、自由を感じる今日この頃。

だから、「前途洋々」。


今だって、そう言いたいし、そう言ってみたい。

しかし、そのためには、

敗戦で、国内の顔なし達の退治がなされたように、

必須として、縋り付き達の排除がどれだけできるか。

できないだろうなあ。

ただ、

外圧の象徴のような黒船来襲ではないけれど、

沸騰の現実が身近に感じられる地球なら、なにかを変えてくれるかも。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)


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