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ヤマトの外注先が日本郵便(おもしー491)

クロネコヤマトの宅急便事業創設時(どうも1976年(S52年)のようです。)の

事業参入のご苦労を少しばかり見知っている者として隔世の感があります。

半世紀近くが経過していますね。


ヤマト運輸が集荷し、日本郵便が届ける。

呉越同舟といわれた2社の協業

「ポスト投函(とうかん)型商品の配達を全てお願いしたい」

日本郵便は日々の荷物量にかかわらず、全国約8万2000台の二輪車を常に決まった配達ルートで走らせている。

「ヤマトの強みは『(段ボール)箱領域』のラストワンマイルだ」

原点である段ボール箱の荷物に集中し、宅急便のビジネスモデルを再構築しようとしている。

「物流網「もう守れない」」(2023.11.14日経)にありました。


呉越同舟の言葉もあるとおり、

ユニバーサルサービスの十字架は重い。

いいとこ取りされたくない気持ちもよくわかる。

しかし、小口荷物に対する需要の伸びの見込みは確かだった。


その下の記事、

「日本郵政、純利益4割減」には、

日本郵政の中核事業である郵便・物流事業の不振が止まらない。

郵便・物流事業を担う日本郵便の経常損益は229億円の赤字

取扱量は前年同期比4.7%減

金融事業の稼ぎを郵便・物流の赤字が食い潰している。

などとあります。


厳しさのますます増す現実です。

記事を読み、

二輪車配達の運転者に向かう風の冷たさが、指先や体全体に堪える。

そんなふうに拝察いたします。

日々ご苦労様です。

お体に充分配慮されて、安全な走行をお祈りいたします。


日本社会が縮小している。

そう実感します。

物事の体制が過剰気味になる。


円安は日本国内だけ見れば利点もあるけれど、

関連:何故に小さな扱いなのか。(おもしー489)

世界の中の日本と位置付ければ、概して悪手政策であると思う。

世界のやる気を日本国内に向けていただくためには、やはり円高が必要。

それをしてこなかったことで日本社会の縮小が促進されてきた。

そう感じています。

そのひとつが、

呉越同舟のヤマトと郵便の協業。

確かに、物流の2024問題もあるけれど、

そんなことは根本的な問題ではない。

単に、内包していた問題が、覆い隠せなくなっただけのこと。


日本人では、円安への流れを止め、方向転換できることはできないのだろうかとも、

他人事のように思ったりもする。

いやいや、

僕ひとりで、その反対の金融投資を少しどこかでなにかやりましょう。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)


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