「「パックご飯」だけ実りの秋」(2022.9.19日経)のなかで、
日本人の主食であるコメの消費量が減り続けるなか、「パックご飯」だけが実りの秋を迎えている。
メーカーは相次ぎ増産投資に踏み出した。
対照的に袋入り精米は売れず、
高齢夫婦所帯などが炊飯器を使わず日ごろからパックご飯を食べている。
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また、この記事の下には
「主食陥落「Xデー」に現実味」ともあり、
日本の国民1人あたりコメ消費量は 略 20年度は50.7㌔と(1日に茶わん)2杯あまり。
パンやパスタ類などによる小麦の消費量は70年代から同30㌔台で安定しており、
コメが小麦を下回る「Xデー」が現実味を帯びてきた。
などとありました。
国民が食べているものを、その国で生産したいとすることは、至極当然。
その食物を人々が選択しているのだから、致し方ない。
選挙結果と同じ。
人は日々食物を口にしているので、
選挙で言えば、投票率100%で、20%台の投票率もある実際の選挙に比べれば、それこそ異次元に現実的。
小麦の生産量を増やし、輸入依存度を下げなくてはならない。
それの方が、将来的にも国内自給率の向上に寄与するし、
現実的な食糧安全保障となる。
でも、温暖化が進み、寒冷な北海道でも作付けしにくくなったらどうする。
そんなに遠い将来ではない見込みを環境省(以下を、参照)は出していたなあ。
本当にそうなれば、
戦前のように、満州が欲しいなどと言いだす輩が出てきかねない。
それは、今のロシアと同じ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
以下は、FCに掲載したものの再掲です。
2018.10.3「国も認める海面上昇」を新聞に投稿しましたが、12月3日現在で不掲載ですので、ここに掲載します。
今より、2度から4度高かった。
何が?
縄文時代の気温が。
その時に、温暖化による海面上昇があり、縄文海進と呼ばれています。内陸のどこまで、海水で水没したのでしょう。
西暦2100年の天気予報を環境省が発表しました。
東京の夏、44度。そんなに?それぐらい?いろんな受け止め方はあると思います。
東京の今年の最高気温が40度あったでしょうか。ありませんでした。
つまり、環境省の、2100年、今から80年ほど先の予測として、
日本列島は、縄文時代と同じような、若しくは、もっと高い気温となり、
温暖化と共に、海面上昇を伴うのではと、環境省も見込んでいると、
私は安直に受け止めてしまっています。
日本の排他的経済水域維持のため、南鳥島を守りたい。
それはそうでしょう。
海面上昇があっても、
国連海洋法条約上で、島は、自然に形成された陸地、満潮時にも地表が水面上にあることなどが定義であるならば、人為的にコンクリートの塊を構築し、島であるとは主張できません。
日本国の離島を、経済的理由により、守ろうとすることは、海面上昇は、既に始まっており、それを認めたうえで、水没を防ぐ努力は、当面(数十年)の経済的利益を保全しようとするものです。離島対策はそのように進める必要があります。
しかし、同時に、いや、それ以上に、対策を展望する必要があるのではないか。
海面上昇により、関西空港が、関東平野が沈没していくのではないか。
80年後の人々は内陸に押しやられるのか。日本列島のどこの平野も、オランダのような海面下の地域となっていくのか。どうするのか。
海に面していない国が、高笑いすることになるような、22世紀のように感じてしまいます。