日本はオリエンタルランド。
本当に、日本は、東洋(オリエント)の、不思議な国なのか。
そうではないと思っています。
最初から、やってはいけない「財政ファイナンス」を行っている異次元緩和の終焉は近い。
そうなってしまうと思っています。
その時はいつか。
たぶん、日銀総裁が尻絡げして逃げ出す時だろうなあ。
もう面倒見切れませんという解釈と見立てます。
3月?4月?1年後?
「財政への信認 失うのは一瞬」(2023.1.6日経)の最後のところで、
日本の財政の持続可能性の問題は再三指摘されたが、日本の国債市場は大きな混乱を避けてきた。
ここから、日本は違うのだという指摘が生まれる。
日本はギリシャとは違うのだと。
そうかもしれない。
しかし、英国もイタリアとは違っていた。ごく最近までは。
と、書かれていました。
本当に、日本の国債市場は、これからも混乱しないのだろうか。
そんなことはあり得ない。
ほとんど唯一の買い手であると日銀は言われている。
小出しに国債金利を上げていくことは、この前(12月20日)示したけれど、
そこ(0.5%)までしかできないのではなかろうか。
だって、日本国の財政が持ちますか。
予算が組めますか。
国債金利1%上昇で、プラス3.7兆円が必要となるようです。
「財政ファイナンス」は、
中央銀行が通貨を発行して国債を直接引き受けることと言われていますが、
直接や間接なんて、問題の本質にはあまり関係ないと思っています。
ともかく、
日本では、亡くなった人が言っていたように、いくらでも日銀が引き受けている。
最近は、発行日のその日に買い取っている。
関連:1日で、1.5兆円の0.1銭の利ざや(おもしー177)
新聞各紙は、限りなく「財政ファイナンス」に近いなどと遠慮気味に書いているけれど、
僕は、あきらかに、実質的な「財政ファイナンス」だと思っている。
そんな見方をする人は、
1ドル200円とか500円とか言って、大幅な円安を見込みます。
反対に、
日本が金利のある時代になっていくと思っている人は、
1ドル120円などと、今より円高の見込みをします。
どうなっていくと、
世界の投資家の、
より多くの人は考えて、
より多くの投資をどこにしようとするのかで、
方向が決まっていくように感じています。
なにせ、世界中の投資資金の総額は21兆ドルとどこかにありました。
少し動いただけで、流れが、奔流のようになってしまうのか、激流のようなのか、
(21兆ドル≒2751兆円(今朝の相場の1ドル131円として))
人々はその大きな流れに翻弄されてしまう。
どうか、その嵐が、小さくて、短い期間で終わり、
生活者が、その間耐え得ることができたと言えますように、と、願います。
僕は、冒頭にも書いたとおり、前者。
後者や前者のような相場間を小さく揺れ動きながら、前者のような結末に落ちていく。
大きすぎる日本国債残高を償還できる能力は日本国にはないと思っているからです。
仕舞い方があるとすれば、国民の財産召し上げ。
それしかない。
僕には大した財産がありませんので、
それはいいことかもしれません。
早期に起こることは、かえって、多くの国民のためにはなるかもしれませんよ。
だって、
「富の集中、大衆の怒り」(2023.1.8日経)のなかで、
所得格差は過去40年でみると先進国を中心に拡大傾向にある。
2021年の富の集中度は、米国の46%を筆頭に日本が44%、中国が43%、欧州が36%に達する。
ロシア革命前夜の水準(48%)に近い。
などとありましたよ。
私有財産を奪うことが、格差社会の解消になるなら、
それはいいことだと思ってしまう人だって出てきてしまう。
だから、ロシア革命が起こってしまった。
だけど、共産の考えは、嫌です。
発展性がない。自由がない。
そういった実績があると思っています。
なんとかして、
国民の財産召し上げをどうにか回避できないものか。
(せめて、半分ぐらいで、落ち着けられないだろうか。)
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」