(2023.7.19日経の春秋)では、
熱中症による死者は2022年までの5年間の平均で1295人。
平成の初めまでは100人に満たぬ年が多かったから、
なにやらタガが外れた格好なのだ。
と
ありました。
かつて、戦争の戦死者数を上回る勢いの死者数増から交通戦争と呼ばれていて、
1988年(昭和63年)には1万人を超える死者(第二次交通戦争)があった。
昭和は1989年(昭和64年)1月7日までなので、
春秋記載の平成の初めあたりのようなもの。
その当時は、交通事故死者数が1万人、
熱中症死者数は、その100分の1の100人ほど。
ということのよう。
一昨年、2021年の交通事故死者数は3536人
その前の年、令和2年中(2020年)は2839人。
(警察庁が1948年(昭和23年)に統計を開始して以降、最小の交通事故死者数。初めて3000人を下まわった。)そうです。
なにか、不穏な感じ。
交通事故の死亡者は、勿論、減少させたいし、衝突軽減などのサポート技術も進展し、かつ、普及している。
最小の交通事故死亡者数の毎年更新を願う。
一方で、
地表面を覆う暑い空気は、
人間の、対策を行おうとする力よりも、従来の延長で行こうとする力のほうが強く、
いわゆるところの温暖化対策は深まれないでいる。
僕(64歳)の個体の生命存続中にその効果が表れるかは期待薄。
もっとも、
熱中症発症の原因は、空気の温度だけではないと思っている。
生活習慣病を中心とした、慢性疾患の常態化。
それが、本当の意味での、主原因ではないのかなと、僕は思う。
ともあれ、
大気の温度が、人の死亡に直接つながっている。
熱中症戦争、熱空気戦争などなのか知らないけれど、
タガが外れようが、
ともかく、
なになに戦争などと呼ばざるを得ないようなことに至ってほしくない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」