排泄物を消化管内に入れる。
たしか、コアラは母親の糞を食べることでユーカリを消化するための微生物を得る。
そうしなければ、口にしても消化吸収できない。
ヒトだって同じようなもの。
消化管内の微生物たちがいてくれるから、美味しい肉だって消化吸収できている。
そうだと思っています。
どこかで読んだそんなことを思い出したりしました。
「腸内細菌移植 難病に挑む」(2024.5.18読売)では、
健康な人の便を患者に移植する治療法「腸内細菌叢移植」
国内に20万人以上の患者がいるとされながら、発症の原因がわからず、根治療法もない。
目を疑うような結果が得られた。炎症性腸疾患の一種を患ったマウスに、健康な個体の腸内細菌を移植したところ、免疫機能が大きく改善された
濾過するなどして不純物を取り除いた人の便から作った溶液200CCを、抗生物質を服用してもらった患者の大腸に注入する。
理解を得られず苦しんだことも。人の便を移植する手法に、世間からは好機の目が向けられ、学会発表の途中で遮られるなど、医学界でも当初は受け入れられなかった。
17年までの2年半に処置した90人超の患者のうち、61人に治療効果が確認された。23年には厚生労働省に「先進医療」として承認された。
「誰もやりたがらないかもしれない」と不安もよぎったが、応募する患者が殺到
などと、
順天堂大准教授の石川大さんが紹介されていました。
医学界で、受け入れされなかったなどは、
お辛い時期もあったのだろうと拝察させていただきます。
応募する患者の方々の辛さ痛みを感じられていたことが現在の治療の進展につながったのではとも。
潰瘍性大腸炎なのか炎症性腸疾患なのか。
炎症が起きてやむなく腸管の一部を除去された方が、
身近にも居られます。
過去にも、極端な食の制限でとても痩せられていた方を知っています。
今の当たり前のように行っている食生活は本当にヒトの何百万年も積み重ねられてきたこの肉体の受け入れるところとなっているのか。
今の当たり前のように行っている清潔を求める習慣はどこまでの程度がヒトの体に、適切?というか、まあ、いいぐあいなのか。
隣で、カレーライスを食されている間中、おなかが、ぎゅー、ごろごろ・・・・。
聞こえてしまうこちらまで、おなかが痛くなるような。
食べることが恐怖になっている。
食してしばらくの間移動することも恐怖になってしまう。
なぜって、トイレにいつでも駆け込める環境から遠ざかることはとても恐怖。
つらいだろううなあ。
くり返します。
今の当たり前のように行われている医療の判断は、本当に正しいのか。
そう問われて、
たぶん全てのドクターや医療関係者は、そこに至る途上にあると認識されているのではと思っています。
その道のりは果てしなく遠く長く際限がない。
そうとも思っています。
わたくしのようなものが申しあげることではないことは重々承知でありますが、
石川大准教授さん頑張っていただきたい。
おねがいいたします。
ヒトはコアラが行っていることそのものはできないので。
でも、食されているものそのものについてもいつかは言及いただければ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。