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一番の願いは、失業すること(おもしー688)

(2024.5.25朝日の天声人語)で、

この掲載日のちょうど70年前に亡くなったロバート・キャパさんのことが語られていました。

最後のところに、

「戦場カメラマンの一番の願いは、失業することだ」

有名な言葉だそうです。

70年前のその日、インドネシアでの従軍取材中に、地雷を踏んでお亡くなりになったとのこと。

人間社会において失業される前に、その、ヒトとして生きることができなくなったということ。

つまり、一番の願いには到達できないままに。


人間社会において、僕の一番の願いは何だろう。

そして、それに近づく、達成する、それまでに、僕の生の継続はあるのだろうか。

あなたはどうですか。


しかし、

僕には、そもそも、一番の願いなどと、心に期するほどのことがあるのだろうか。

キャパは、従軍取材で、ぎりぎりのところを束の間生き、

そして、危険度充満の結果をわが身に背負わせ、倒れた。


この人生と呼ばれる束の間の時間の経過。

流されて過ぎゆくこの貴重な時。


達成できるなら、失業なんて、望むところ。

そんなふうに生きてみたい。

年寄りだから言えることかもしれないけれど。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。


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