地球の大気を使わせてもらって呼吸している。
山や森に行くと空気がうまい。
森の中の谷間を静かに流れてくる新鮮な空気。
そんなところに行かなければ、これからは、いやもう既に無防備な呼吸ができないのだろうか。
石綿(アスベスト)による肺の疾患。肺がんや中皮種。
消化管内では、消化されずに排出される。
肺の肺胞に入ってしまえば、排出を人体はできないので疾患を起こし、命を奪う。
タイヤの粉じんやポリ〇〇〇〇などの名前を付けられているマイクロプラスチック。
硬く尖ったアスベストではないものの、人体は消化できず、
消化管内に入っても排出されていると思っていた。
しかし、
各種臓器に蓄積されているという。
環境ホルモンと呼ばれ、その作用を人体に影響させているようだ。
考えてみれば、
消化管の壁に24時間365日、全く傷がない と言われれば、
え、そんなことあるの? と 思ってしまう。
どこかに傷がついてしまうことだってあって、そこから、マイクロなのかナノなのか微細なプラスチックが血管内に進入してしまう。
そんな可能性はゼロだと、言いきれますか。
研究により臓器に蓄積されてしまっていることが報告されている。
一度進入してしまうと、それは人体寿命よりもとてもとても長い数千年数万年経過しなければ自然に戻らないとか。
アスベストだって、本当に100%全て排出されているのだろうか。
消化管から侵入することばかりではなく、
呼吸を通じて肺胞にも蓄積されているようで、
アスベスト由来のような疾患名は名付けられていないものの、
肺ぜんそくなどと呼ばれることの原因にもなっているような。
そんな気がします。
人生100年時代と言われているものの、
そう呼ばれる時期は近年からの少しの間であって、
環境中に人間様が垂れ流している自然界中では分解困難物。
そのブーメランを食らう。
一度たれ流せば、
数千年、数万年、ヒトは影響を受け続ける。
そんなことが始まっていて、深まろうとしていると考えていい。
浮遊する発泡スチロールの一粒を、
小魚が食べて、消化できず、吐きだせず、詰まらせて死んで沈んでいく。
死んだ小魚の肉体が分解されると、その粒は浮き上がり又海水表面に浮遊する。
そしてそのことは、何回も、何万回も、くり返されて小魚の命を奪う。
そして、粒の形が崩れてからも、マイクロとなって・・・・。
プラスチックのスープと言った表現で海水のことが言われていることがある。
ウミガメなどがクラゲと間違えてビニール袋を食べてしまう。
形のあるプラスチックから、マイクロになる。
世界中の波打ち際で波が立ち岩や砂で乱暴に洗われている。
海から吹いてくる風に多く含まれているという文章も読んだ。
大型哺乳類の範疇に分類されているホモサピエンス。
この生き物の未来に防塵マスクは必須になるのだろうか。
僕はただ、無防備に深く吸い込む呼吸がしたいのです。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。