歯磨きができない。 と、
誤嚥性肺炎になり、熊本地震での震災関連死の29%が呼吸器系疾患
というような流れの図が、
「災害時の口腔ケア」(2024.5.27読売)にありました。
暴力的な地震などが落ち着いてから、人の生活をそれ以前と同じように続けることは難しい。
だから、関連死ということばが当たり前のように使われている。
歯磨きができないのはとてもつらい。
口腔内の細菌が増加して、気持ち悪いこと甚だしい。
避難生活を一部体験したいならば、
水のない歯磨きをしてみること。
食を2日ほどしてみないこと。
外気と同じ温度で就寝してみること。
そんなことを考えたりする。
先の、熊本地震での震災関連死の死因は、
29% 呼吸器系疾患
28% 循環器系疾患
13% 内因性の急死、突然死など
9% 自殺
6% 感染症
3% 腎尿路生殖器系疾患
2% 消化器系疾患
10% その他
とありました。
おそらく、災害発生以前からの慢性的な疾患が背景にあるのでしょうけれども、
感染症よりも呼吸器系が最も多いということは、
よく認識しておいたほうがいいと思う。
以前から思っていますけれど、
内科医よりも歯科医が大事。
内科系疾患は、自分の生活習慣が帰結するところ大。
歯科は、その入り口をいかに健全に保全するか。
内科は、自分で内臓に押し付ける食事内容を選択でき、それによる予防的なことも図れるけれども、
歯は、自分で治療できない。
おそらく、ブラックジャックさんのような力量があったとしても、
自分の体の内臓手術が可能であったとしても、自分の歯科治療は不可能だろうし。
水に不自由する歯磨きで、被災地を遠望することもしてみたらいいのか。
いつ、ボランティア活動に行けるのだろう。
体調不良(咳と鼻水)のこのごろ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。