梵鐘を吊り下げる鐘楼の四隅の柱のひとつに、
「開運鐘」とありその下に「禁止」の表示。
そういえば、登っている間、あの響きが聞こえて来なかったなあ。
昨日の、咳ぜんそくリハビリ山行としての大山登山。
早朝から新鮮な空気を吸うことができて、
少しは、リハビリテーションになってくれないかと思いながら、
ゆっくり登って行きました。
久方ぶり、4年ぶりくらい?
下山コースはいつもの行者谷。
そのコースの終わりのあたりを横に少しそれて寄らせていただきました。
大山寺の釣り鐘の音がとても好きで、
そうとうに大きいので、大山の元谷(もとだに)に響き渡ってくれる。
たどり着くと、冒頭の状況。
えー。
そうだったのですか。
お守りなどを販売されているところに行ってお伺いすると、
「もう2年ぐらいになりますか」
どこか壊れているのですか。
「鐘そのものはいいようですけれど、打つ処あたりが。
いろいろ物入りで、お寺も大変で」
1本ぐらいかかりますか
「そこまではかからないとおもいますけれど」
どなたか、
この檀家のないお寺様に喜捨為される奇特な行為を積まれていただけないものか。
僕も、いくばくかなら。
開運かどうかはわからないけれど、
元谷に響くあの余韻は多くの人を落ち着かせる力がある。
僕にはそんな力がないので、あの梵鐘様におすがりしたい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」
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