医療界では長らく口にすることもはばかられてきた。
「医療費バブル」
必要でなくとも高額新薬がひんぱんに使われていた。
同種の薬で効能がまったく同じでも価格差があり、最大2倍以上のケースもあった かえって、高い値のほうを好んで使う傾向
薬価が高いほうが病院の利益も大きい
患者負担がさほど変わらないから患者自身も高い薬に抵抗がない
結果として超高額治療の問題は手つかず
「高額医療はやがて国家財政を滅ぼしかねない。同じ効果がある薬なら安いものを使おう。」
などと、
「薬は高い方がいい?医療費膨張 費用対効果のメスを」(2024.9.7朝日)にあるではありませんか。
これって本当の事?
確かに、製薬会社が商品を開発するために要した費用は、その商品(薬)ごとに異なることは当たり前。会社が違うんだから。
しかし、製品となったそのお薬の効能が他社の商品と同じようであるならば、
自ら開発し原価が積み上がり、希望する価格があったとしても、それは、その通りに設定はできないことが多いと思う。
つまり、希望する価格よりも他社の方が安いのであれば、その程度の価格でなければ、端的に言えば、売れない。
そんな一般社会の常識が通用しないことが、
医療界では通用していて、
そのしわ寄せは、その負担を背負っているのが、
タックスペイヤーである僕たち。
と 読んで差し支えない?
見える化しないといけませんねえ。
お薬そのものは見たって効能はわからないけれども、
あれとこれとのエビデンスは(何割増し程度の違い)(ほぼ同じ)ですよ。
それぞれの価格はこうこうですよ。
ジェネリックは(ありませんよ。)(ありますがリスクや特徴はそれぞれこうですよ。)
薬って素人が見たってわからないし、
説明を受けてもピンとこない。
ドクターがこれにしましょうかとなれば、ハイお願いしますと、僕は言っちゃうし。
それだけで、もう半分は直ったような気分になるし。
クスリの全体像がまったく見えない。
そんなとぼけた僕にとって、医療界のはばかられるお話は、とても遠い話。
ただ、
薬嫌い、病院嫌い、
ともかくよっぽどでなければ行きたくない
というような僕の感覚は、そんな、まっとうでない、後ろ暗い、体のことなのに正論を吐けない、ようなこともうっすら感じているのかもしれません。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」