思い出した。
たぶんだいたいの方は知られないか少しの方は忘れられているとも思いますが、
漫画家:本宮ひろ志さん(77歳だそうです)の『男一匹ガキ大将』の主人公・戸川万吉が、
たしか、どこかの少年院の収容中に、
睡眠させないリンチを受けていた。
院の職員巡回中は、床板の下に横たわらせ不明にさせておいて、巡回が終わると、床板を剥がし、水をかけたり暴行したりして、ともかく眠らせないリンチだった。
何とも忘れられない内容で、
(内容は不正確ながらもそんなことだったような。)
たぶん半世紀ぐらい前の雑誌掲載だったと思う。
睡眠は必ず「ノンレム睡眠」から始まり、「レム睡眠」に移る。
「我々は意識があるとき、外からの刺激にリアルタイムで反応し続けている。シナプスは一生懸命に情報伝達を続けるが、だんだん疲弊(リン酸化)し、情報伝達の効率が悪くなる。眠ることでオフラインにして、シナプスを回復させているのではないか。」
「全ての神経系を持つ動物が眠ります。眠ると意識が薄れ、野生動物にとってはリスキーな行動なのに、何億年の歴史の中で眠らない動物は出てきていない。睡眠は相当、根源的に大事なことだと思います」
などと、
「人はなぜ眠るのか」(2024.10.17朝日のいま聞く)で、
柳沢正史先生が語られていました。
万吉は、やせ細って描かれていた。ように 記憶している。
束の間の床板下だけが、その時の彼にとっては安息の時間。
僕は、昨日も午後の習い事で夕方でも何となく体が興奮気味。
夕食を終えて、落ち着き、
さっさと寝てしまいました。
(ありがたいことだなあ。)
で、
早朝の前あたりに起床してしまい、
今、これを書いています。
睡眠時間が少ない方は、
万吉ほどではないものの、睡眠を妨げる内外のなにがしかの障害が存在しているのでしょう。
眠らない動物はいないと先生は語られています。
(イルカなどの海の生き物は、たしか、左右の脳を交互に眠らせているとか。)
人はヒトよりも寝過ぎぐらいがいいように思えてきました。
人間や人にとって、安息の時間はとても大事。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」